住まいの図書館で出版さr他100冊の住宅関連の尾所の中で、多分住宅生産という分野の本は、極めて少ない。私は日本の住宅生産が世界の先進工業国の中で、資産価値と価格との対応で見た場合、特別に貧しいと判断していて、その最大の原因は、住宅生産という生産分野において貧しいデザインと貧しい生産性にあるためであると考えてきた。
その点で日本の対極にある資産価値の高い住宅を生産している国がアメリカである。いずれの国に置いて起こっていることも、夫々必然性のあることで、日本に置いてもアメリカの住宅産業の必然的理由を築き上げることにより、アメリカに追いつき追い越すことができる。
私自身現職の中央官庁の公務員であった当時,同じ認識のもとに2×4工法の建築基準法上の技術基準原案作成に携わった経験を持っているが、その時の問題意識をもとに、日本が到達すべき住宅産業目標としてのアメリカの住宅産業を日本の住宅産業関係者にわかり易く紹介することを目標に纏めた。
この本を書くために米国や英国の関係した書籍を勉強し、米国や英国に何度も出かけて資料を集めて書いた本で、随分時間をかけた自信作である。
序章
1、同居と別居(「大草原の小さな家」から)、 2、リタイアメントコミュニティ(高齢社会の光景)、 3、注目のモデルホーム(事務所付き住宅、消えるダイニングルーム)、 4、注文住宅とホームプラン集
第1章、 アメリカンホームの源流
1、コロニアル様式を支えた夢(17世紀末ー19世紀) 2、シカゴ(バルーンフレーム)工法(1830-40年代) 3、豊かさの実現、ビクトリアン様式(1830-1900年) 4、フェミニズムと住宅観の変化(1780-1930年)、 5、バンガロウの登場(1900-30年)
だ2章 合理主義を追求した住宅
1、強行と住宅産業の変革(ランチハウス) 2、住宅生産革命とNAHB 3、アメリカ中t区市場の仕組み 4、産業構造と生産技術
第3章 ドリームホームをめざして
1、アフォーダブルハウスの実現2、豊かさの基盤、 3、エンプテイスターズの住宅(子育て後に) 4、ハブ&スポークの住宅(キッチンの将来) 5資源保存住宅・21世紀のタウンハウス
第4章 21世紀に向けて
1、ケントランドの実験 2、ネオ・トラデイショナル・タウン(ポスト車社会のまちづくり)、 3、サステイナブルコミュニティ(持続可能な生活環境) 4、ペインテイッドレイデイ
あとがきに変えて
栞、 中筋修「日本の住宅問題に切り返す刀」
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