ビルダーズマガジン

ビルダーズマガジン第111回

掲載日2005 年 11 月 28 日

bm111本号の特集は『アーバインにおける住宅資産形成』である。ちょうど住宅バブルがカリフォルニア州を席捲していた時代である。アーバイン近郊で三井物産が現地法人の住宅開発会社を経営していて、現地経営の情報提供を受けることができた。当時、年平均で50%以上の価格上昇をしており、瞬間的には年率換算で80%の上昇であった。

しかし驚いたことに、住宅建築工事費自体は、日本の建築工事費より安く、原価についてヒヤリングした時、住宅不動産価格上昇の中心は土地価格であって、建築費はその時代の生産価格で、日本的に言うと『1層下請』原価公開方式で計算したものであった。

日本の住宅産業に較べて2.5倍の高い生産性を誇っているだけあって、安い価格で住宅の生産ができていて、日本のバブル経済とは全く違っていたことに驚いた記憶がある。

2.表紙の言葉:アメリカンハウススタイル

--フレンチルーラル様式: 第1次世界大戦当時、従軍した米国兵士が毒ガスにやられ、フランスの地主たちの家で介護された経験が、帰国後、兵士達の一つのアイデンティティとなって米国で広がった。フランスの農村地帯にあった地主たちの住宅のデザインが元兵士達の住宅に採り入れられた。

3.アメリカ版ハウスプラン

--伝統を物語る住宅

4.特集記事 『アーバインにおける住宅資産形成』

コミュニティの特集では、日本と米国のバブルの違いについて、現地の住宅バブルの調査を基に比較を行なった。中でも住宅産業自体、その住宅原価は銀行のモーゲージにより常に推定再建築費に縛られている。ただし、銀行の融資自体が住宅バブルを見込んだ融資に流れはじめていて、不安を感じさせた。

アーバインのストックは、コミュニティ20年の間に、10倍以上に不動産価格が上昇しているが、それは、アーバインのマスタープラン自体が大学を中心にした都市として開発して、急激な速さで熟成したことで『開発熟成利益が負荷された』ためである。多くの企業の管理職や経営陣がアーバインの熟成とともにロサンジェルスからアーバインに移り住むことで、住宅価格が上昇したためである。住宅の資産価値は、市場の取引価格で決定されるもので、所得の高い人の居住が進めば、結果的に住宅の資産価値自体が上昇する。

10.Cross Culture

--トランスペアレント・アーキテクチャー(内部が透けて見える建築)

12.カナダのオリジナルな建築  第42回

--あるコミュニテイの在り方

13.American News Pin Board

--チャタヌーガ市の再建 (2)

14.新コンストラクション・マネジメント講座  第14回

--工事費原価管理(コストコントロール)  建設業者の安易な逃げ道

15.不況期対策 NAHBの学ぶ住宅建設業者体力増強講座 第80回

--リモデリングの営業販売『成功する9つの段階』  雇用する労働者、応募者の募集

16.NAHB技術講座 第8回 コミュニティづくりの理論と技法

--場所の感覚: 建築物及び景観造形により表現される共通テーマ

近隣住区形成の文脈との比較、 米国のコミュニティ開発

18.建築法規講座 第5回

--刑罰と特殊建築物法の面目

19.読者からの質問のページ 第5回

--輸入住宅の制約

20.編集後記


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