ビルダーズマガジン

ビルダーズマガジン第121号

掲載日2006 年 9 月 15 日

bm121本号の特集記事は「カドベリーによるチョコレート工場町」である。禁酒法が欧米諸国で施行されていたときに、お酒に変わって喉を潤し、人々の嗜好に応えるものとしてチョコレートが登場した。チョコレートは南洋のココナツの実から採取されるもので、寒冷地の先進工業国では珍しい飲み物として広く楽しまれることになった。

事業主達は敬虔なキリスト教徒で、企業の利益は会社従業員の家族的労働の成果であると考えて、従業員から取引き会社の人達にまで豊かな生活の場を提供すべく、工場町の経営を始めた。バーミンガム郊外でカドベリーチョコレートによる工場町の成功、その後同じチョコレート工場町(ラウントリーによるヨーク郊外ボーンビル)、石鹸工場町(リーバーによるリバプール郊外のポートサンライト)として建設され、やがて、ガーデンシティを生み出すことになる。

2.表紙の言葉

--近隣住区環境を大切にした都市成長

3.アメリカ版ハウスプラン

--居心地よい住宅のための増築

4.特集記事 「カドベリーによるチョコレート工場町」

19世紀末の産業革命によって、工業都市が公害により健康を壊す危険な都市環境を作り出したとき、多くの中産階級の人々は、健康を確保するために郊外居住を始めた。産業革命の成果の一つであった蒸気機関は、産業革命により大量生産された物資の輸送とともに、中産階級の郊外居住を可能にするものとして取り組まれた。”エクソダス(出エジプト記)”を標語に使って都市脱出が呼びかけられ、優良産業は、工場ごと郊外に脱出することが取り組まれた。カドベリーの作った住宅地は、既にバーミンガムの市街地の一部に組み込まれているが、130年経過した現在でも、ボーンビルは高級住宅地としての高い評価を得ている。それは優れたマスタープランと優れたアーキテクチュラルガイドラインによって建設された町に、居住者がそれを「自分達の宝」と考えて大切に育てているからである。

10.Cross Culture

--近代に生きられた縁側 1 (夏目漱石と縁側、秋の縁側)

12.カナダのオリジナルな建築 第52回

--都心の「インフィル・ハウジング」 -エドモンド市の一例

13.American News Pin Board

--資金援助を得たカトリーナ・コテッジ

14.新コンストラクションマネジメント講座 第24回

--TQM(トータルクォリティマネジメント) その2.CMとしてのTQM

15.不況期対策  NAHBの経験に学ぶ住宅建設業者体力増強講座 第90回

--リモデリングの営業販売「成功する9つの段階」 営業販売機能の管理

16.NAHB技術講座 第18回 コミュニティづくりの理論と技法

--地質学 傾斜地形

18.建築法規講座 第15回

--処分と不作為: 耐震偽装事件とは何か  原因の究明なしの対策

19.読者からの質問のページ 第12回

--コンド(コンドミニアム)とはどのような住宅か

20.書籍注文書と編集後記

 

 


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