メールマガジン

メールマガジン第348号

掲載日2010 年 5 月 4 日

メールマガジン第348号
みなさんこんにちは
火山による飛行機事故は幸運にも回避できました
4月14日から23日まで、HICPMとグローバル研修企画によるミラノサローねとロンドンのレッチワース・ガーデンシテイとハムステッド・ガーデンサバーブを見学に行って来ました。
不幸にもアイスランドの火山の爆発により、研修日程は大幅に変更され、一時は当分帰国の見込みすら立たない状態に置かれました。グローバル研修企画は、その厳しい環境下で、これまでの海外の関係業者との関係をフルに活用し、的確な対応をしてくれたため、全員予定された旅行期間に日本に帰還できました。研修目的を果たしきれなかったことは悔やまれましたが、まずは最悪の事故を回避できたと喜んでいます。

飛行機離発着禁止に対応した帰国の取り組み
ミラノでは、飛行機が何時飛び立てるかという見通しがないままに、対応を決めなければなりませんでした。そこで今回のツアーの半分のグループは、アリタリア航空を利用してやってきたこともあり、「脱出可能性がヨーロッパでは高い」と考えられたローマからの帰国を考えました。その残りの半分のグループは、ブリテイッシュエアーで渡航してきたこともあり、今回の研修の目玉であるガーデンシテイとガーデンサバーブを見ることは実現することに拘り、かつ、ロンドンからの計画どおりの飛行機で日本に帰る途を選択しました。
安全とリスク責任という問題にヨーロッパ各国は慎重で、結果的に飛行禁止で回避した航空事故のリスクは経済的な負担となって、旅行関係者だけではなく、世界経済にまで影響を及ぼすことになったのです。結局は航空禁止で回避したとされた危険は、危険自体に対する回避の説明もないままに、航空路の使用が許可されました。過剰な安全対策は何も取られないままに、一挙に事故の危険性はなくなったかのような説明で、経済的な問題とのバランスで約1週間後、飛行機は平常状態で運航されることになりました。

ワシントンポストが報じたアイスランド国民の感情
EUの通貨危機の原因とされたPIIGS(ポルトガル、イタリー、アイルランド、ギリシャ、スペイン)と並んでアイスランドはEUから金融支援が得られず、厳しい環境に置かれていました。それにも拘らず、EU主湯国から期待されていたほどの支援は得られず、内心大変不満を持っていたということです。しかし、今回のアイスランドの火山爆発による飛行機離発着禁止措置による事故で、経済的に大きな損失がヨーロッパ各国に及んでいます。
内心快く思っていなかったアイスランドは、今回の「事故で思わぬ意趣返しが起きている」と内心喜んでいるということでした。アイスランドは火山の爆発した区域であるにもかかわらず、その上空の航空条件が良いとして、自国の飛行場から多くの飛行きが、離発着するようになっています。

火山爆発の今回のツアーへの影響
その影響で足止めを受けた人の中には、飛行機が飛べなかった1週間だけではなく、その間滞留した旅行客の期間の影響で10日以上の足止めを食わされた人も多数ありました。私たちの場合、4名の人は、日本からの旅行そのものに参加できませんでしたが、全員ミラノサローネの展示会には参加できました。ロンドン経由の参加者は、1日遅れたら、その参加は実現しなかったか、最初から飛行機に振り回されたことになったと思います。最初は飛行機が全く飛ばなくなった、ミラノ滞在の3日間で自体は改善されると考えていましたが、火山爆発が拡大する兆しもあって、さらに長期化するという情報が流され、ぎりぎりまで対応が取れませんでした。ミラノ滞在最終日になってホテルを明け渡さなければならないという事態で、行き先も対応策も確定していないという状態に追い込められました。

事故への対応
グローバル研修企画の小林さんは、既に前日から情報を集め必死の対応をしていましたが、同室の私は、真夜中の小林さんの必死のやり取りを傍観して邪魔をしないようにするだけでした。結論的には、この日に小林さんが判断した対応が事態に適合していたことになりましたが、それはあくまでも結果論で、火山の噴火と各国政府の対応によっては自体は全く違った結果にもなったと考えられます。つまり、小林さんの選択が幸運だったということです。しかし、その判断にあわせて、避難民同然に置かれていた私たちに対して、ホテルの準備や輸送機関の手配は、小林さんが必死の形相で取り組んだ「火事場の場の馬鹿力」のようなものがあって助けられたように思います。

多くの旅行者の受けた被害
私は参加者の一刻も早い帰国を目指すべきだという考えを持っていましたため、イタリアでもスペインでも飛行機の飛べる可能性のあるところに移り、お金がかかっても断行すべきだと考えました。多分そのような考え方は大多数の人の考えそうなことであったようで、多くの人は陸路バルセロナやローマに向かいました。当然そこでは新たな混乱が発生し、ホテルの確保や、飛行機もどのような予約をするかも分からないという事態に遭遇した人が多数あったようです。その中には多くの日本人もあり、帰国直前で足止めを食った人は1週間以上無為にホテル住まいをさせられ、大きな出費に悩まされることになりました。

運を味方にした小林さんの判断と対応
このような転変事故の場合には保険が利かないということで、全ての負担は消費者自身に押し付けられます。グローバル研修企画の場合の対応に関し詳しいことは何も判りませんので説明できません。しかし、基本的に旅行期間内で問題が解決されたことにより、旅行費用の大枠は参加者に過大な負担を求めなくて出来たということになると思います。最終の旅行費清算に関しては過去の事例なども参考にした取組みもされると思いますが、私は、今回の対応に関し、基本的に小林さんの判断が旅行期間内での旅行を実現でき、その間のホテルの手配をしっかり出来たということで、大きく評価できると思っています。私が旅行者であったなら、じたばたするだけで有効な手を打てなかったのではないかと思います。
徒然草の中に「何事も専門性を持って取り組むべきである」というくだりがありますが、ウンも味方したことは事実ですが、旅行業者は、私には出来ない仕事だと実感しました。

北ヨーロッパ政府の判断は間違っていた
しかし、今回の火山爆発は巨大なものであったことは報道で分かりますが、ミラノだけではなく、ロンドンやベルギーでも、透き通るような好天に見舞われ、飛行機の飛行に問題があるといったような「視界不良」の状態は全くなく、素人考えからも飛行機の離発着を禁止した措置には全く説得力がないと思いました。火山灰の観測が通常の人間の感覚では出来ない状態の北ヨーロッパの都市で非行禁止措置がされているのです。中国の黄沙などとは全く比較にならないほど優れた視界が開けている状況です。結局、経済的に逼迫して、ヨーロッパ関係政府は飛行禁止を解除したのです。

無責任な政治家と政府
政治家や官僚が「人命の安全」を振りかざして飛行禁止処置を行いながら、自体の改善が起こったという説明は何一つ出来ないまま、経済的な問題で禁止解除がされたということは逆に大きな問題であると考えます。実験飛行した結果安全であるというのは、単なる言い訳に過ぎず、スペインなどが先行して飛行しても問題がないという対応がされていて、飛行禁止を維持する正当性がなくなったということだと思います。正当根拠もなく、国民の利益を口実に自らの判断を正当化するのであれば、これらの「羹に懲りて膾を吹く」政治や行政判断をした人に責任を取らせるべきではないかと思います。インフルエンザ予告とインフルエンザ薬・タミフルの問題同様、問題にされるべきだと思います。

今回のツアーの評価
アリタリア航空で帰国した人たちの判断として、予定どおりの日に帰国するという判断によって、ローマに行き、英国の研修が出来なかったことは、非常に残念なことでした。しかし、選択した優先がその選択どおりで着たことで満足しなければならないと思います。一方、ロンドンに鉄道とフェリーを使ってたどり着いた人たちは、英国での研修時間がすくなくなり、予定通りの場所を見学することは出来ませんでしたが、移動期間中の勉強会を始め、鉄道から眺める街並みや建築の見学、ブラッセルでの世界遺産を見学することが出来ました。さらに、ロンドンでは天候に恵まれ目的のガーデンシティもガーデンサバーブも十分な時間を掛けて見学できたという意味では、予想以上の成果があったと思います。
ロンドンの街歩きに多くの時間をかけて、イニゴー・ジョーンズ、クリストファー・レン、ジョン・ナーシュなど英国を代表する建築デザインの勉強や、アルバーとスクエアーや、プリンスリージェンシーの街並みの勉強も出来たと思います。ドックランド開発の新・旧の量開発を楽しめたことも大きな収穫だと思います。

研修ツアーの成果の一部と報告会の予告
最も目玉にしていたリースホールドによる住宅地経営の成果や、それがフリーホールドに移行する中でトラストとして新しい環境管理のシステムとして機能している様子もよく分かりました。又、実際にハムステッドガーデンサバーブで30年生活しておられたガイドのご家族の住宅を訪問して、多くの生活情報を知ることの出来たことも大きな収穫でした。その後、自宅自体が、30年間で購入時価格の6倍に資産価値が上昇している話を聞きましたが、そこでのうらやましくなるような生活空間を見れば、以下に高い需要に指示されて価格の上昇が実現していることを理解することができました。
HICPMではグローバル研修企画と協力して、サローネと英国のリースホールドによる住宅地経営の調査してきたことの研修報告会を計画し後日お知らせすることにしていますので、お楽しみにしていてください。


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