ビルダーズマガジン

ビルダーズマガジン第193号

掲載日2012 年 9 月 7 日

MX-3110FN_20120907_174351_001本郷の特集記事は、アーバン・ヴィレッジ・コンセプト(チャールズ皇太子のパウンドベリー開発)を取り上げた。アーバンヴィレッジ運動は、戦後の英国の都市住宅建築を見ていて、「これは英国の文化破壊につながるのではないか」と危惧したプリンスチャールズの思いを、1997年BBC放送が「ヴィジョン・オブ・ブリテイン」(英国の未来像)という番組で3日間にわたって国民に訴えた。その訴えにこたえて視聴者の99%がチャールズ皇太子を支持する意思表示を行った。このBBC放送の内容は、そのまま出版され、世界の都市住宅建築関係者に大きなインパクトを与えた。日本語版も出版された。この著書の中にも登場するが、「私たちが守るべき10の原則」が、チャールズ皇太子が米国におけるTND開発、中でもシーサイドを見てまとめたアイデアではないかと考える。チャールズ皇太子は、プリンス・オブ・ウウェールズのコーンウヲールにある領地パウンドベリーで、シーサイドの中心となって計画をした建築家レオン・クリエをその領地に招いて、アーヴァンヴィレッジの事業を実践した。

2.インターナショナル・アーツ・アンド・クラフツ

---ウォルタークレイン:花瓶

3.カレントトピックス:日本の「幸福度(OECDより良い暮らしの指標)」

---日本人が考える幸福度とOECDの考える幸福度

4.若本修治のレポート:建築家コンペとデザイナーズ住宅

---住宅を社会資本として考える国と、使い捨ての売り逃げてよいと考えている日本の住宅観の違いを指摘したレポート

5.レンガの住宅・街並みの景観(彩賓館三重県)

---住宅を歴史文化を過去から言っ台へ、現代から未来の子孫に引き継ぐものとして建築しなければならないと主張するプリンスチャールズの考え方(アーバンヴィレッジ)を実践しているように感じられる事業である。

6.特集:アーバン・ヴィレッジ・コンセプト(チャールズ皇太子のパウンドベリー開発)

---この開発は、フェイク(偽物)の煙突が懐かしい街並み景観をつくっている。それを「テーマパークである」といい、「フェーク(偽物)の煙突はおかしい」と建築や都市計画の専門家の中には悪態をつくものがいる。建築材料は、その発祥は建築物をつくるための機能性能を実現するために選ばれ、やがて、その材料と仕様がデザイン(衣装)と構造と分離し、化粧と構造の分離が起こり、やがてデザインのための建材が使われている。都市や建築を考えるとき、衣装と構造の分離、文化の歴史をしっかり理解すれば、フェークの煙突であると非難することはないはずである。

本特集は、パウンドベリーの計画の基本が過去の歴史文化を如何に未来に生きる子孫たちに伝承していくかという都市計画の基本問題を取り扱っていることがわかる。本特集は、できるだけ写真を多用して、アーバンヴィレッジの実践を報告したものである。

10.竹山清明の街並み講座

---エイヘンハールトの集合住宅による街並みづくり

11.渋谷政教による「街づくり」講座:

---住宅デザインのワン・ポイント・アドバイス

12.図解 建築のディテール:キャビナットとカウンタートップ

---カウンタートップ

14長期優良住宅実現の途・住宅資産形成のための「三種の神器」

―--第30回アーバンヴィレッジ:パウンドベリー

16.アメリカン・ハウス・スタイル:プエブロ様式

18.新CM(コンストラクションマネジメント)入門講座第7回

―--成長していく工務店こそ本当の建設業者

19.読者からの質問(84):

―--都市計画とは何か。開発許可制度とは何か

20書籍注文・編集後記




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