ビルダーズマガジン

HICPMビルダーズマガジン第196号

掲載日2012 年 12 月 14 日

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世界のキリスト教の3大巡礼地はローマ法王庁(バチカン)とエルサレム(イスラエル)とサンチャゴ・デ・コンポステイら(北スペイン)である。サンチャゴというのはセント(聖)ヤコブのことで、ヤコブの死後、フランスのマルセイユあたりに船で持ち込まれた遺体を北スペインのちに埋葬されたことから、当地が聖地となって多数の巡礼がやってくることになった。その歴史を少し調べてみるとキリスト教会の集客営業のようにも思えるのは、キリスト教を信じていないためかもしれない。今回は10年以上前から一度は行ってみたいと考えていたサンチャゴ・デ・コンポステイらに続く巡礼路をバス旅行でも訪問することであった。スペインのマドリッドから昔の巡礼路に従って多くの都市を訪問した。どの都市もとても美しく、いずれも住民たちがその街を愛して、そこでの生活を楽しんでいる様子がうかがわれた。PIIGS (ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペイン)は財政的に破たんしかかっている国であるといわれたいるが、わたくしが見る限り、今回の北スペインを見る限り、街の美しさは都市のストックによりきめられ、フローの財政には直接関係しないことを説明していた。

2.インターナショナル・アーツアンド・クラフツ

ーーーウォーター・クレイン「ハクチョウと菖蒲の腰板デザイン、1877年

3.カレントトピックス

ーーーマンション建て替え円滑化法違反官僚が住宅局長に就任

諏訪2丁目住宅管理組合に対して国庫補助金等適正化法に定める『補助金交付条件』に違反して、国庫補助金を申請するよう違法な教唆をした平成15年当時の国土交通省住宅整備室長が、その不正な行政をしたことを評価して今年住宅局長に就任した。これは住宅局による組織ぐるみの犯罪であるというべきである。

4.若本修二のレポート

ーーー不動産における付加価値と工務店の役割とは

工務店が付加価値をつけて、住宅を高く販売しても、その住宅は間違いなく、購入価格より低い価格でしか販売できない。住宅の価値とは住宅市場で取引されるときの価格である。付加価値とはなんだろう。

5.煉瓦の歴史文化に踏み込んだ四方山話

—本郷は黒瀬さんの原稿はお休みで、英国での『ヒイ・イズ・ア・コンプリート・ブリック』と言われている話を紹介した。

6.特集:北スペインの街並みと住宅による資産形成

—北スペインの街はそれぞれ個性的で、それを住民が誇りに思い、帰属意識を持つ背景になっている。自分の街を「宝」と認識できることは、実はその街の歴史文化の集積として現存する街に『わが街」という誇りが持てるからである。西欧では、街づくりは過去の歴史文化を大切にして、その上にそれらを尊重した街を未来の子孫のために作ろうとしている。現代に生きている人たちは、歴史文化の伝達者として、謙虚に過去の歴史文化を大切にしなければ名rないと考えている。

建築物の間に無駄な利用されていない空間をつくることは、あたかも歯並びの悪い歯のように、美人が台無しになってしまうと西欧人は考えているようである。日本では異常に地価が高いにもかかわらず、その土地を粗末に使っているがその理由はなんなのであろうか。「日本の常識は世界に非常識と言われる好例である。

10.竹山清明の街並み講座

—クレルク設計の戸建て住宅の街並みに見える集合住宅

—街並みのリズムをもたせるようなこだてじゅうたくのようなしゅうごうじゅうたくのじれいしょうかいである。

11.渋谷征教の住宅デザインのワンポイント

ーーー米国の生活との関係から住宅のつくりに対するワンポイントの指導

12.図解建築のディテール

ーーきゃびナットとカウンタートップのディテール

14.長期優良住宅実現の道・住宅資産形成のための「三種の神器」第33回)

—泊山崎ガーデンテラス:三重県、朝日グローバル株式会社

すぐれた事業計画が三重県という街づくりの知識、技術に無知な公務員が、都市計画法及び建築基準法の知識も欠如しているにもかかわらず、その権力を乱用して、泊山崎ガーデンテラスの計画を悪くした事実関係を明らかにした。

16.アメリカンハウススタイル

ーフレンチルーラル様式:第1次世界大戦後、毒ガスを浴びて行き倒れた米軍兵士を、フランスの農家が大切に支援したことから彼らが農村で見た医療介護を受けた農家を懐かしんで、帰国後米国で建設して人気を博し超式である。

18.シンCM(コンストラクションマネジメント)入門講座(第10回)

—「住宅建築業の手引き」の現代版こそ、NAHBによるCMのテキストである。

19.読者からの質問

ー—災害に適格な対応のできるNCZ工法と建築基準法:㈱大建が荻浦ガーデンサバーブで開発した地盤の液状化に耐える『人工地盤』による工法


20.編集後記、書籍紹介




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