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HICPMメールマガジン第614号(2015.06.01)

掲載日2015 年 6 月 1 日

HICPMメールマガジン第614号(2015.06.01.)
皆さんこんにちは

初夏のはずですが、盛夏の気候です。地球上で自然在外だけではなく人災が大きく拡大しています。自然環境の変化が人災の原因に関係しているに違いありません。

日本のバブル経済崩壊の経験
昨日は堺屋太一らによる戦後のバブル経済の総括があり、丁度、HICPMの創設前後の時代の時代解説で非常に興味深く視聴できました。番組を取り仕切るアナウンサーやその司会補助者にとっては、既に実際に経験していない世代の「過去の話」のようで、同じテーマで話をしても意思疎通がうまくいかない理由が分かりました。
堺屋太一は、時代感覚のたいへんよい方で時代環境を分かりやすく説明された上で、世界の経済競争の鍵として象徴的な「サンヨーの凋落と、中国や、韓国企業の台頭」との関係で説明され、「消費者の購買力と生産者の生産性の問題」が企業成長力の基本になっていることを繰り返し強調しておられたのが印象的でした。それはこの番組を見ている私が工務店の問題は建設製造業者であるから、その生産性こそ、産業成長の鍵であると拘ってきたため、より印象的に映ったのかもしれません。

日銀理事たちの「戦争犯罪人」認識
日本銀行の元理事たちが、自分たち金融マンはバブル経済を放置した「戦争犯罪人である」と反省の言葉を繰り返し述べておられましたが、それならば、その戦争犯罪人という理解はどのような行動を指しているのか、そして、その罪を現在どのように償うつもりか、がこの番組では全く説明されていませんでした。当時私の兄が日銀の国際課長で、三重野総裁の下で為替情報を寝食も無視して報告していたことを思い出します。日本が夜に欧米は活動している一つの地球を、いまでは常識になっていますが、当時は兄と会うときに驚きをもって、実感させられました。そのときの日本銀行は国際情報を吸収するだけで日本国民の立場でいかに取り組むかは無いようにしか思えませんでした。日本銀行の理事者たちは何もしないで高い報酬を得て、国民にその結果を押し付けたという犯罪者だったと思います。

モデルになりうる米国の住宅産業
私自身はその頃退官し、官僚時代には事実上官僚に復帰できない状態にさせられていたので、かねてから、官僚の立場からはできなかったこと何とか実現させたいと考えていました。米国の住宅産業を住宅政策の視点で調査研究し、その後輸入住宅政策と建材輸入を通して知れば知るほど、日本が学ぶべきモデルと確信するようになりました。そこで、米国の住宅産業のように民間主導で、経済原則に従って消費者の利益を考えた住宅産業を形成することが望ましいと考えました。そこで戦後健全に成長できている米国のような住宅産業を作ることに日本でも挑戦することにしたのです。

バブル経済に載ることが企業経営として正しいか
プラザ合意で、日本の円が米国のドルに比べ一挙に3倍近くになったものですから、円は3倍以上に使うことができ、日本人は努力しないで世界1金持ちになってしまいました。昨日のTV番組は、まともな製造業で事業展開できなかった企業主が、円の為替で高騰したことを「財テク」という、地価と、株式、証券の連動した相乗効果に対応した土地、株式、証券の操作で金を儲ける「財テク」の実態をフィルムを逆回転させて垣間見せてくれました。実際のバブル経済を経験しながら、もう一度、そのからくりの説明を聞きながら時代を振り返ると、情けない思いがします。

勘違させられていた日本の「輸入住宅政策」の本質
この番組では土地問題を地価として扱っていましたが、住宅開発、都市開発、リゾート開発という私自身が関係した歴史を振り返りながら、もう一度、バブルの拡大と崩壊の事実を確認しなければと思わされました。私自身、この数年にわたり日本の戦後住宅市の総括作業に取り組んどきたため、この番組も興味深く見ることができました。特に、HICPMを創設して、工務店の生産性を向上させなければならないと考えてNAHBとも相互友好協力協定を締結し、NAHBのテキストを翻訳し、NAHB/HBIから講師の派遣も受けて全国でセミナーを実施して回ったのですが、今では「夏草や、兵どもは、夢の後」でCMは日本には全く根付いていません。それに気付いて、今年はもう一度初心に帰っての努力を決意したところです。

CM教育の実践は基本から仕切り直し
HICPMがこの20年間取り組んできたCM(コンストラクション・マネジメント)技術の普及は、もっとシニカルに言えば、プラザ合意後の輸入住宅ブームを日本政府も日本社会も米国の住宅産業から学ぼうとしていたのだ」と考えていたのは、全くの私だけの思い込であって、三合会は、基本期に全く関心を持っていなかったということだったのでした。日本の住宅産業にCM技術が必要であるというHICPMの認識が正しかったことは、世界の住宅産業経営において当時も今も変わっていないことから、正しい確信しています。その認識は私も住宅産業の科学的な改善の道筋を考えている人にとっては変わっていないと思います。しかし、現在の日本の住宅産業でその基本的認識を持っている人は、政府や住宅産業界や学者研究者の中には皆無に近く、工務店の経営改善を進めるためにはCM教育を育成しなければならない場面に私たちが直面していると思います。

6月27日の京都工務店セミナー
今月(6月)27日の京都における「工務店向け経営改善セミナー」は、CMの紹介ではなく、より原点に立ち返って、「工務店経営とは何か」、「工務店経営を行うということはどういうことか」。「経営改善で期待するべき工務店経営改善の利益は何か」。という基本問題を取り扱おうと思っています。
そのためには、もう一度、工務店経営の理論である日本では「古典経済学」と言われていますが、経済学の基本を振り返る必要があると思います。
「価格は価値の現象形態として表され」、「商品(住宅)の価値は、材料と建設労働者の労働力を投入して、住宅市場における需要と供給との関係で決定される」、その住宅価格に示される価値創造により、利益が生まれることの原点に立ち返って、住宅経営を行うべきことをご説明をしようと思います。

工務店経営と建設業法
そして建設業経営を仕切っている日本の法律が「建設業法」で、そこで規定されている「建設業とはどういう経営内容であるか」という「建設業者のよって立つ法律的、経営的基本」を再確認したいと思います。昨日のTVで日本のバブル経済で踊った人たちが消えて行った理由には、すべて必然的理由があります。その理由を社会科学的に理解することが、工務店がこれからバブル崩壊によって消えて行かざるを得なかった経営者と同じ轍を踏まないことであると思います。
私には現在の工務店の「差別化」経営があのバブルに踊っている経営に思えます。結局退場を余儀なくされたサンヨーは、「差別化戦略」で国内市場で踊った後、国際社会では生産性の高い中国、韓国にコスト問題でつぶされたように、現在の日本の工務店の「差別化」戦略は、現在を謳歌しているように見えますが、消費者の購買力低下の時代環境が社会を席巻したときに、この社会に存在できなくなります。

工務店セミナーにご参加ください
三洋の社長は、かつて成功した経営を踏襲していて、自社が倒壊した理由が理解できないまま、翌TV番組に登場されたと思いますが、何か日本の近未来の工務店を見ている気がしました。「差別化」戦略が世界の工務店系と比較して、以下に異常であるかということが理解できないとその改善の取り組みの仕方が分からないと思います。今月27日のセミナーで、何処まで参加される工務店にご納得いただけるセミナーができるか、このセミナーはHICPMと私自身に対する試金石と思っています。
最近は毎日6月27日のセミナー対策を考えることで多くの時間を費やしています。参加できる方には問題を抱えてご参加くださるように期待しています。
(NPO法人住宅生産性研究会 理事長 戸谷 英世)


第一回 「新築着工棟数が減っていく時代を生き抜くための工務店経営」 セミナー
主催 NPO法人住宅生産性研究会 近畿支部
共催 みどりと住まいの環境フォーラム
共催 ホームビルダーズ研究会
共催 NPO法人京都くらし方研究会
共催 株式会社ミサワインターナショナル HABITA会
共催 株式会社リクルート住まいカンパニー
謹啓 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
さて 上記6団体との共同開催で下記日程にてセミナーを開催致します。ご多忙の折柄とは存じますが、是非ご出席賜りたく、ご案内申し上げます。
★スケジュール :

13:00 開会挨拶(ホームビルダーズ研究会)
13:10 第一部 現状と昔の違い(アメリカと日本の違い)
講師:戸谷英世氏(HICPM理事長)
14:50 休憩(10分)
15:00 各共催団体のプレゼン(各5分程度)
15:30 第二部 明日から取り組めるヒント
講師:戸谷英世氏(HICPM理事長)
16:50 閉会挨拶(みどりと住まいの環境フォーラム)
17:30 懇親会(有志)
★日時と会場

6月27日(土)  13時00分 ~ 17時00分 ( 受付12時30分~ )
〒600-8236 京都市下京区油小路通塩小路下る西油小路町27番地
京都貸し教室 1号館 3F 131教室
https://goo.gl/maps/SNWlG

★受講料

会  員 3,000円/人 
非会員 5,000円/人 
◎会 員: 上記6団体の社員、取引先、関連会社
◎支払は当日現金でお願いいたします。(領収書を発行いたします)

★問合せ:

各団体の事務局(各団体の事務局で取りまとめお願いします。)
下記FAX番号も各団体の番号を入れてください。

FAX:00-0000-0000  下記ご記入の上、FAXまたはメールでお申込みください。 

ご出席内容
※ご出席内容
に印をお付けください
□セミナー出席(13:00~17:0 0)
□懇親会出席(17:30~)※別途懇親会費を頂きます(会場未定5,000円前後)
お 名 前    
貴 社 名    
ご 住 所    (〒          )

TEL        FAX    
お手数ですが、ご出欠の連絡を6月7日までにお願いします。



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