ビルダーズマガジン

HICPMビルダーズマガジン第246号

掲載日2017 年 2 月 9 日

20170209155031_00001今年1月6日から15日まで全米ホームビルダー協会(NAHB)のインターナショナル・ビルダーズショウ(IBS)、キッチン・バス・インダストリーショウ(KBIS)に参加し、米国の住宅産業は非常の力強い成長を見学してきました。しかし、私は2日間2つの会場の中を見学して回ったのですが、日本人の姿を見つけることができませんでした。その理由を考えたのですが、米国の力強い住宅産業を支えているホームビルダーの知識・能力・経験を技術移転しようとHICPMが創設され、NAHBツアーを20年継続してきました。1996年ごろは、日本からの住宅産業人で満ち溢れていた会場が、見学する対象である米国の住宅産業が成長しているのに、当時に比較して経営体質が劣化した日本の住宅産業が、このショウを見学しない理由が分かりません。
実はHICPMで創設以来実施してきたCM(コンストラクションマネジメント:建設業経営管理技術)が20年経過しました.しかし、未だCMは国内に全く定着しておらず、現在CM技術を学びたいという人もいなくなったことと関係しているのではないかと思いました。欧米の住宅建設業者、リモデラー、都市開発業者など建設工事業に携わる者は、例外なく大学や高等教育機関のCM・デパートメント(建設業経営管理学部)でCMを学習しています。建設費の「資金の管理」、「品質の管理」、「時間の管理」という管理技術は、建設業経営をするために不可欠な技術知識です。NAHBは、等価交換販売と等価交換金融の下で経営を行うホームビルダーの能力向上のために、「無理、無駄、斑を省き、住宅購入者の支払い能力の範囲でよい住宅を供給する努力をしています。
わが国の住宅産業は「差別化」により「不等価交換販売」と「不等価交換金融」を行い、利益を挙げることに住宅産業が取り組み、それを政府も住宅建設業は「住宅建設業は建設サービス業」であるから、広告・宣伝、営業・販売経費に住宅品質査関係事務経費を消費者保護と説明し、サービス経費を粗利を拡大する販売価格で回収し事業を勧めています。欧米の住宅産業ではやっていけないこととされていることで、そのような日本の住宅産業経営にとって米国の住宅産業経営は参考にならなくなったということだったのでしょうか。その結果、日本で住宅購入者は政府の説明どおり住宅を購入して資産を失っています。欧米では住宅を保有することで生活の基盤となる資産形成が行われているのです。

BM第246号は「住宅設計の基本計への回帰:サステイナブルハウスとコルビジュエ・坂倉から半世紀(軽井沢・磯野別荘)を特集しました。

2.インターナショナル・アーツ&クラフツ:ルイス・F・デイ

---印刷した別珍製の織物、1888年

3.カレントトピックス:

---日本の住宅政策差別:半値8掛け5割引き

4.若本修治のレポート

---35年間持続可能な抵当権とは…

5.グラビア

---2005年HICPMで行った「サステイナブルハウス」ホームプランに直し作業

6.特集住宅設計の基本計への回帰

---サステイナブルハウスとコルビジュエ・坂倉から半世紀(軽井沢・磯野別荘)

戦後、世界各地では新しい戦後の住宅を生み出す模索が続けられた、。ライトがユーソニアンに取り組んだり、米国でケーススタディ・ハウジングが取り組まれたり、ニューヨークではロックフェラー財団がMOMAの中庭にモデル住宅を2年毎に建設取り組みなどが行われた。吉村順三がMOMAに建設した書院造・松風荘がその後の米国の住宅に大きな影響を与えたことは時に有名である。コルビュジュエが現代建築のヨーロッパでのデザインの牽引車として大きな働きをし、日本の坂倉準三がそれを師事し、日本におけるコルビジュエのデザインの3人の弟子(前川国男、吉坂隆盛と坂倉準三)として大きな影響力を発揮した。その坂倉準三が当時建設した「単位住宅(A型住宅)が軽井沢に別荘として生き続けているということで見学した記事を特集した。住宅は物づくりではなく居住者とともに成長する環境であるという欧米の考え方を現在に伝えてくれる。

10.竹山清明に街並み講座:

---ナポリ海岸付近の歴史地区を歩く

11.澁谷政教の住宅デザインのワンポイント(52)

―--日米設計監理の違いその4!

12.オランダ・アメリカ・日本の住宅(第25回)

---レビットタウン、OBT,CM

米穀の戦後の住宅は、戦時中仮設道路建設に使われた鉄板の代用品として開発された耐水性合板の利用先を、ウイリアムレービットが都市開発と住宅地開発をレービットタウン、レービットハウスとして開発し、高品質の住宅を安価に供給した。それを見て、アメリカンモータースの社長が住宅を自動車のように工場で建設しようと考えモ―バイルホームとモジュラーホームの開発をOBT政策として実施した。その政策に反対したNAHB(全米ホームビルダー協会)は現場で工場生産以上の生産性を挙げる方法をジョージア大学ンジェリーハウスホールダ~教授の協力を得て取り組みそれを実現した、CM(コンストラクション・マネジメントによる住宅生産管理である)

14「聖域なき構造改革」第29回

---2段階の憲法違反の感ション建て替え円滑化法

小泉・竹中内閣が取り組んだ「聖域なき構造改革」の本質はバブル崩壊で不良細管を巨額に抱えて企業を救済するために「徳政令」であった。国民共有の公共の都市空間を法定都市計画を改正して、これらの経営を失敗した企業にむしょ供与したのである。公共性が問われている立法、行政、司法により国民に大きなしわ寄せが及ぼされた。

16.ア・フィールド・が小戸・トゥー・アメリカン・アーキテクチュア―

---20世紀の宗教建築

18実践的CM(コンストラクション・マネジメント)講座)第31回

---CMの原点回帰:工事費見積もりの正確さ

19.「街づくり教科書」講座(4)

---「チュクル対モクサイ事件」と制限約款(ディード)

20.書籍注文と編集後記









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