HICPMビルダーズマガジン第253号

 

BM第253号ができましたので送付します

 

本号では、「アーバンヴィレッジ・ケンジントン・ガーデン」の国内での工務店無手提案を試みました。

HICPMは、国土交通省が進めている住宅政策が国民の利益を害し、工務店経営を破壊してきたと思っています。その理由は、HICPMが創設以来取り組んできた「建設業経営管理」(CM:コンストラクションマネジメント)をするより、「差別化」という「詐欺商売」を行なった方が儲かるという間違った政策を勧め、直接工事費の2倍を超える価格の住宅販売が当然のように行われてきました。

 

欧米のホームビルダー、リモデラー、ディベロッパーは全て建設業者という工事(製造)業者ですから、工事生産性を高めないと企業利潤は向上しません。わが国でも大工工務店が社会で尊敬されていた時代には、「段取り8分に仕事2分」と言われ、工事生産性を高めることが行われ、標準化、規格化、単純化、共通化された施工技能を駆使し、職人は常傭されることなくて、仕事場を渡り歩いて、高い生産性を上げ高い賃金を手にし、既存住宅の修繕・維持管理の仕事を行なってきました。

 

現在の欧米の建設技能者は、昔の日本の職人同様、高い職人の技能に加えて電動工具を使高い高い産性を上げ、、新築住宅と、その4倍以上の既存住宅の修繕維持管理の仕事をして、高い賃金を上げています。建設工事は、材料を使って職人が工事をするわけですから、職人に手慣れた材料と手慣れた工事を行なわせ、能率の良い仕事で高い賃金を得られるように職人本位にすることが重要です。工事生産性を高める「CMの成果」を高める「生産性の向上」こそ、住宅産業の取り組むべき課題です。

 

土地を高密度に利用し、豊かな公園を計画し、連続住宅としてコートハウスを計画する方法が、合理的に良い市街地住宅を安価に供給し、工務店に高い利潤を約束し、関係する職人に高い賃金を供給する道です。この開発方法は、欧米の住宅産業界の常識ですが、日本では、そのような合理的な計画技術は政府が進める「差別化」政策に妨害され、その技術の開発と普及は、妨害されています。その基本的な理論と実践事例は『サステイナブルコミュニティの実現』(HICPM刊)に掲載されています。

 

今回は、サンクンガーデンで有名なケンジントン宮殿のイメージをヴィジョニングにし、プリンスチャールズが提唱している中庭を囲む最小限6戸のコートハウスにより、資産価値の維持管理できる住宅地開発のモデルをハーフエーカー(40m×50m=2,000㎡)の土地に14戸(1戸150㎡)の全住宅車庫付きのタウンハウスによって実現する提案を、英国のアーツ&クラフツのテラスのデザインでモンタージュして設計提案してみました。読者の皆さんもクイズとしてチャレンジして下さい。1戸(土地143㎡、住宅延べ面積150㎡)住宅販売価格は、土地別で1,500万円で可能になる筈です。

2.インターナショナル・アーツ・アンド・クラフツ:

---チャールズ・ヴォイジー:食堂、ザ・オーチャード・コーレンウッズ

3.カレントトピックス:

---米国の市場原理に立脚した住宅産業と住宅不動産

4.松尾憲親の「荻裏ガーデンサバーブ」の住宅地経営奮闘記

---第1回住宅地開発事業に取り組んだきっかけ

5.資産価値が増殖できる住宅地開発

---アーバンヴィレッジ「ケンジントンテラス」

6.特集:資産価値を増進できる住宅地開発提案

---アーバンヴィレッジ「ケンジントンガーデン」:米国や英国の住宅関係者は、資産価値が増殖できる住宅地開発・住宅地経営を検討する中で、「住環境系が重要であるという結論に到達しましたが、その中でその最小限規模がどうあるべきかの検討が行われ、カリフォルニア州のCID(コモン・インテレスト・ディベロップメントではハーフエーカーが一つの目安とされてきました。一方アーバンヴィレッジ運動を進めてきた英国のチャールズ皇太子なちゅうぷにコモンガーデンをもった6戸の住宅で囲われた規模のコミュニティと言っておられます。かつてHICPMの会員が横浜で6戸の住宅でコモングリーンを囲む開発:ガーデンヒル)を実施しました。そこで、今回は提案としてハーフエーカー(2000㎡)の開発を行なってrも増した。全住戸ガレージ付きの150㎡の住宅を14個詰め、そこにアーツ・アンド・クラフツ様式の独立住宅、デュプレックスハウス、アタッチドハウスの3種類の住宅地を提案しました。その中央には約400㎡のコート(中庭)があります。このような提案は欧米の住宅地の証左研究をし、その理論と実践を積んできたHICPM以外ではできないと思っています。ここには日本の建築基準法と都市計画法の複雑な法律を組み立てることが必要です。

10.竹山清明の街並み講座:

---フィレンツェの街中のファサードの美しい建築

11.渋谷征教の住宅デザインのワンポイント(59)

---南町田マークスプリング設計企画の裏話

12.オランダ・アメリカ・日本の住宅(第32回)

---最初の定住型TND(伝統的近隣住区開発):ケントランズ

14.『聖域なき構造改革』第36回:

---「統治行為論」で強行した都市再生事業

16.ア・フィールド・ガイド・トゥー・アメリカン・アーキテクチュア―(103)、(104)

---公共建築と商業建築、アーリーヴィクトリアン様式

18.CM(コンストラクションマネジメント)学習の原点に戻って(4)

---建築工事生産性の向上

19.「街づくり教科書」講座(11)

---日本と世界の都市計画制度との関係(第5回)

20.書籍注文・編集後記

 

 

HICPM入会案内

HICPMへは、住宅についての知識・技術を研鑚しようとする方はどなたでも入会できます。住宅の本来のあり方を勉強したい方、追求したい方。私たちと一緒に学び、豊かな住環境をつくりませんか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です