エキゾチック・エクレクティック様式

ロイヤル・バピリオン(設計:ジョン ・ ナッシュ 、 ブライトン、 1818頃)

ロイヤル・バピリオン(設計:ジョン ・ ナッシュ 、 ブライトン、 1818頃)

 

1815年から1822年、 英国の南部リゾート地ブライトンに、 プリンス ・ リージェントがその離宮として建設した建物が、 プリンス ・ リージェンツ ・ パビリオンである。 このパビリオンは、 ジョン ・ ナッシュの設計したピクチ ャレスク様式の幻想(ファンタジー)を理想化したものである。 当時、 英国はインド経営に乗り出しており、 タージマハール等の建築に代表されるインドのイスラム教の巨大なドームの美しさに、 英国人は大きな感動を覚えて、 それを英国の皇太子の離宮としてまとめたものである。


オラナ(1874)

オラナ(1874)

 

 

米国におけるエキゾチック ・ エクレクティック様式の代表例として、 ロングウッド(表紙解説、ミシシッピー州ナチェス1862年)と並んで有名な建築がオラナである。 オラナは、 フレデリック ・チャーチにより、 1874年にニューヨーク州のハドソン河を見下ろすことのできる地点に建設された幻想的な建築物である。


セジンコート コッケレル邸(設計:S・P・コッケレル、グロスターシャ、1803頃)

セジンコート コッケレル邸(設計:S・P・コッケレル、グロスターシャ、1803頃)

 

1803年セジンコート ・ コッケレル邸は、 その兄弟であるS・P・コッケレルが、 東インド会社を引退してインドから帰国した大富豪のために、 英国のグロスターシャに建設した邸宅である。 この邸宅は、 イスラム教文化の建築デザイン(ネギ花ドーム、 ミナレット:尖塔)を採り入れたインド的雰囲気を持った建築物である。 当時の英国の富は、 東インド会社のインド経営に負うところが大きく、 英国人にとってインドがその富の大きな支えとなっていた。 そのため、 建築のデザインにおいてもその影響は大きかった。

 


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