HICPMメールマガジン第755号(2018.01.22)

HICPMメールマガジン第755号(2018.01.22)

みなさんこんにちは

今日は低気圧が東京湾の南にやって来たので、日本全体の大雨か大雪が降るという天気予報があり、どうやらそのようになる雲行きです。

軍需産業からの政治献金

米国は予算が議決できず、米国の政府職員の一部に賃が支払えなくなって一時休暇ということですが、日本の方は政府は今年の軍事予算が膨張することで、軍需産業からの政治献金が増大する見通しが強まり、テレビに映し出される安倍晋三以下の軍需産業関係議員は政治献金が増大することが見込まれ、恵比須顔です。軍需産業が政治家に政治献金するほどの利益を上げることは間違っているし、それを当然のように受け取っている政治家は国民の税金をかすめ取っていると同じです。お国のための国防ではなく、政治献金目当ての予算作成を行なっているのです。予算の全てが国民の税金で成り立っている軍需産業が挙げた利益から政治献金を受けているのは、国民の税金を奪っているのと同じです。

 

学生の就活相談

先週は3人の学生に社会人からの研修を求められセミナーをしました。半世紀前の私と同じ立場にいる学生を見て、時代の変化を感じました。60年安保を経験し、受験面接で日米安保条約反対運動にどのように参加したかが質問される社会的な予想が、当時の学生の関心でした。面接で日米安保条約に問われたら、どのように答えるべきかが学生の関心で、「日米安全保障条約は間違ってる」と答えることになる見方が学生一般の考えでした。複数の省庁を受験した私の場合、そのような質問をした省庁もありましたが、それを採否の基準にするところはありませんでした。私の場合、受験した省庁の業務に関しては全く分からなかったので、「住宅行政を行なって住宅に困窮する国民のために働きたい」という気持ちを話しただけでした。今考えてみると、学生時代に言えることはその程度で、受験する職場でどのような業務をすることも、どのような知識・経験・技術が必要であるかなど、大学卒業生には全く分からないわけですから、就職受験生は自分の志をしっかり持つことだけでよいと思いました。

 

現代の10分の一の経済社会

実際に現在受験準備の学生たちは、賃金や将来の処遇などいろいろ心配しているようで可哀想だと思いました。私は同じ大学卒業生の中で初任給が最下位でした。1万4千200円で、あまりに低いと言う訳で初任給調整手当2千500円が加算され、合計16、700円で、東京で6畳一間の貸間の賃料が6,000円でした。人事院ビルでの昼飯が、カレーライスか、ご飯とアジのフライとみそ汁で35円から40円で、国家予算が財政規模で一般会計が1兆円の時代でした。すべてが10分の1の時代でした。みんな貧困を当たり前と感じ、貧困を口にすることはなく、この国をよくしなければということだけを考えていました。「紺屋の白袴」の言葉の通り、私は入省後10、結婚して子供2人目が生まれたとき、稲毛の公務員住宅に入居出来ましたが、それまでは家は、単身時代は6畳一間の貸間で、結婚して6畳一間キチネット付き共同便所の木賃アパート、公衆浴場通いの生活でした。そのことが住宅困窮者の目線で住宅政策と関係できた理由だったと考えます。

 

東京大学卒のドブネズミ官僚

官僚の中で権力に近い人間は、学閥と人事権を濫用し、公務員住宅に安い家賃で入居し、それに準じる官僚として権力をもっている集団は、公共住宅(公営住宅、公社住宅、公団住宅)の管理人ということで、建設省は一般の国民が苦労しても入居できない住宅を特権で安いか賃で入居し、立地条件の良いところに移動していきました。学閥と人事権が官僚制度と一体になって機能していました。東京都の公営住宅に収入制限に関係せず入居した人は、その後住宅局長になった人ですが、不良住宅に居住していた名簿(スラム居住者)の名前を登録させ、地区外居住希望ということで、その素性がばれないようにして家賃制限を受けない改良住宅に優先入居していました。若いときには清廉な生き方をし、自分の利益を主張しない元と思っていましたが、東京大学の卒業生の中には、不正をしても自分の利益を追求する人間が多く、「格好悪い生きかたは儲かる生き方と平気で言い、長い目で見れば格好悪くても、立身出世のために上司や先輩に使えること」をする人が多いことが分かりました。

私の前任者であった東京大学卒の官僚は、国家公務員試験を一番だったという話で、自分は天才のように思っていました。都道府県の職員を自分の席の前に並べ、「お前らに事業を発展させるための知恵を授けてやる」と言って、事業の建前を語り、強制権を有する法律だあるからその武器を使って計画通り事業をしなければいけない、と命令とも思われる行政指導を行ない、「お前らの言い分も聞いてはやるが、俺にはその必要は認めない。」と言い切った。彼はその後わたくしに、「お前は俺の引いた路線を走らず、勝手なことをやっているが、そんなことをやれば俺は面倒を見ないからよく覚えておけ」と言い、彼の部下にも命じて、私の部下にはサボタージュを命じ、私の仕事にケチをつけて回っていた。結局はその後同じく住宅局長になった東京大学卒業生に、私の人事上の差別を行なわせた。最近ミートゥーが社会的に広がっているが、不正はアバ場ないといけない時代だと思います。

 

 

自分自身が納得している生き方:知識欲を満足させること

私は山崎豊子の『沈まぬ太陽』を読んだとき、この主人公は私をモデルにしたと思いました。主人公は10年間のたらい回しの間、いびられとおしました。私は15年間で、事実上辞めさせられました。最近私をいじめた元局長が死亡し、以前私の上司で私を徹底的に人事下げたをしたもの住宅局長はすでに死亡していました。2人の元住宅局長のことを思い出して、彼らは官僚としての成功者と言われたかもしれないが、彼は住宅困窮者から立派な住宅局長であったと思われることもないし、自分自身高い地位を得た、生涯報酬は巨額であったことを誇ったかもしれないが、彼以外でそれをうらやむ者はいない。私は私に話を聞きに来た学生たちに、自分の利益のため経済的な利益や、権力欲のために生きる喜びは、はかないもので、それより、高い志をもち、自分が納得できる生き方をすることが自分を豊かにすることだという私の考え方を説明した。そのためには何ができるかわからないが、現役時代もOBになっても、自分の志を生かせるように自分のできることをすることが大切だと思っている今の自分の思いを学生たちに伝えた。私自身人生を振り返って見ると、学生時代と同じように自分の志を実現できるよう受験勉強と同じような勉強を今も行なっている自分は、その知識欲を満たすことで、自分の志を実現させる準備をしていることでその生活は充実していることを感じている。

 

今日は雪になり既に辺りは暗くなっており、今週のメールはこの辺にします、連載の「注文住宅」は今回もお休みです。

 

 

 

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