ジョージアン様式南部地方

ジョージアン様式は、 英国人がジョージ王朝時代に理解したイタリアンルネッサンス建築様式である。 イタリアンルネ ッサンスは、 地中海貿易によって富を蓄えたベニスやジェノバの商人達が、 当時ヨーロッパで宗教建築デザインの中心的なゴシック様式によらないで、 美しいデザインを歴史に求めた結果、 古代ローマの建築様式への回帰という途を辿って文芸復興した文化運動である。 ルネッサンス建築様式は、 古代ローマ建築文化の復興である。 当時は既に古代ギリシャの存在は神話の時代と融合して、 実体として存在していたという認識は薄くなっていた。 ビトルビュウスの建築書に立ち返った建築が取り組まれ、 その実例を建築書として編集した本が、 アンドレア ・ パラディオによる「建築四書」である。 同書の中には、 アンドレア ・ パラディオ自身が設計した独自の建築デザインも多数含まれている。

■アメリカに建設されたジョージアン様式の事例

マウント・エアリー(バージニア州ワルソー、1762頃)

マウント・エアリー(バージニア州ワルソー、1762頃)

ウェストワース ・ ガードナー邸(ニューハンプシャー州ポーツマス、1760)

ウェストワース ・ ガードナー邸(ニューハンプシャー州ポーツマス、1760)


■アンドレア・パラディオによる設計事例

ヴィラ ・ カプラ(ヴィラ ・ ロタンダ)(イタリア ・ ヴィセンザ、 1556-1570)

ヴィラ ・ カプラ(ヴィラ ・ ロタンダ)(イタリア ・ ヴィセンザ、 1556-1570)

ヴィラ・エモイタリア ・ ファンゾロ 、 1559)

ヴィラ・エモイタリア ・ ファンゾロ 、 1559)



■英国においてパラディオ様式で建築された事例

メルワース ・ キャッスル(設計:コレン ・ キャンペル、 ケント、 1723)

メルワース ・ キャッスル(設計:コレン ・ キャンペル、 ケント、 1723)

チスウィック、 ロード・パーリントン ・ ハウス(ミドルセックス、 1720年代)

チスウィック、 ロード・パーリントン ・ ハウス(ミドルセックス、 1720年代)


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